この場所は、1978年頃まで魚市場の管理棟として実際に使われていた。部屋に配置されているものは全てこの建物内にあった当時もの。
佐渡では、ロシア、朝鮮半島、中国からのラジオの電波を受信することができる。両津で生まれ育った吉田は、子どもの頃、ラジオから聞こえて来る、意味はわからない異国語のノイズに想像力をかき立てられたという。
点滅する光と連動しているモールス信号の音、双眼鏡から見える旗に描かれた手話は、共に「I LOVE YOU」を示している。
時間や距離を越えたコミュニケーションのあり方、可視化、言語化されにくい豊かな世界の存在を、音と光で構成するインスタレーション。
Special Thanks(敬称略 順不同) : 佐渡漁業協同組合、東恩納裕一、株式会社コウコーAD、菊田樹子、市橋清一、株式会社 造形社、伊藤剛、兵庫勝、半田稲子、石原寿治、本間千奈未、高橋幸弘、伊里和高、渡辺みつえ、嶋田正也、斎藤春江、佐藤達也
新潟県佐渡市生まれ。
本芸術祭のコミュニケーション・ディレクター。
沖縄本島旧石川市(現うるま市)の洞窟でのインスタレーションや2016年さどの島銀河芸術祭でのインスタレーション。
佐渡へ行く、
佐渡へ渡る。