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  • 2018.09.25 ニュース

    10月7日(日)さどの島銀河芸術祭2018シンポジウム「わたしたちは新しい何かを生み出すことができたのか」

2018年10月7日(日)15:00~17:00
第1部:作品レビュー 第2部:ダイアローグ
会場:あいぽーと佐渡 多目的ホール 予約不要・入場無料

アドバイザー、キュレーターの方々を佐渡にお招きし、芸術祭のありかた、佐渡での芸術祭の可能性を、対話形式で探ります。

パネリスト:
梶井 照陰(かじい しょういん)写真家 / 僧侶 / さどの島銀河芸術祭実行委員長
1976年生まれ、新潟県出身。1999年高野山大学密教学科卒業。16歳の頃より写真雑誌などで作品を発表し始める。1995年~1999年、高野山で修行。ベトナム、カンボジア、タイ、パプアニューギニア、イギリスなど、世界各国を訪ね、積極的に取材して歩く。2004年、佐渡の波を撮り続けたシリーズで第1回フォイル・アワードを受賞、写真集『NAMI』を発表する。本作で、2005年度日本写真協会新人賞を受賞。写真集『KAWA』『限界集落』『HARBIN』などがある。
現在、 佐渡島にて真言宗の僧侶をしながら、写真家としての活動をおこなっている。

椹木野衣(さわらぎ のい)美術批評家 / さどの島銀河芸術祭アドバイザー
1962年埼玉県生まれ。美術批評家 、多摩美術大学美術学部教授。2017年には、芸術人類学研究所所員として、佐渡島・加茂湖湖岸の集落に伝わる妖怪の伝説「目一つ」の調査を行った。主な著書に『日本・現代・美術』(新潮社)、『シュミレーショニズム』(増版版はちくま学芸文庫)、『反アート入門』『アウトサイダー・アート入門』(ともに幻冬舎)、『太郎と爆発』(河出書房新社)、『後美術論』(美術出版社、第25回吉田秀和賞)、『震美術論』(美術出版社、平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞)、『感性は感動しない』(世界思想社)などがある。

宇川 直宏(うかわ なおひろ)DOMMUNE / さどの島銀河芸術祭アドバイザー
“現在”美術家。1968年生まれ。香川県/高松市出身。京都造形芸術大学情報デザイン学科教授。映像作家/グラフィックデザイナー/VJ/文筆家/そして“現在”美術家など、幅広く極めて多岐に渡る活動を行う全方位的アーティスト。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、現在の日本にあって最も自由な表現活動を行っている”MEDIATHERAPIST”。日本に於けるVJのオリジネイター。2001年のニューヨークPS1 MOMA「BUZZ CLUB」、ロンドン・バービカン・アートギャラリーでの「JAM展」での展示から、国内外の数多くの展覧会で作品を発表。2013~2015年度文化庁メディア芸術祭審査委員。2015年度アルスエレクトロニカ(リンツ・オーストリア)審査委員。また、1980年代末「ヤバイ」という日本語スラングを初めて肯定的な意味に変転させて使用し、著述を通じて世間一般にまで広めた人物でもある。また90年代初頭より文中においてエクスクラメーションマークの連打「!!!!!!!」を多用し、現代の日本語における「感嘆」や「強調」の表現を、SNS以前から独自的に拡張した。2010年3月、突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続けている。現在、宇川の職業欄は「DOMMUNE」。著書として『@DOMMUNE-FINAL MEDIAが伝授するライブストリーミングの超魔術!!!!!!!!』(河出書房新社)他。DVDに「MAD HAT LAUGHS!!!!!」(Ki/oon / SONY)他。ミュージシャンとしてはUKAWANIMATION! 名義で「ZOUNDTRACK」(avex trax)他。国内外の現代美術の展覧会で精力的に作品を発表している。高松メディアアート祭では、ディレクター/キュレーター/審査委員長のなんと三役を担当。2016年には『アルスエレクトロニカ』のトレインホールにステージ幅500MのDOMM UNEリンツ・サテライトスタジオを開設し、現地オーストリアからのストリーミングが世界的話題となった。

小川 弘幸(おがわ ひろゆき)プロデューサー / さどの島銀河芸術祭アドバイザー
1962年新潟市生まれ。文化現場代表。「水と土の芸術祭2018」アドバイザー。80年代後半から創庫美術館点、天寿園の企画スタッフを経て、1992年アート系イベントプロデューサーとして独立。新潟の独自性を活かした各種ジャンルのプロジェクトの企画制作、出版活動を行う。編著に『甦る坂口安吾』、新潟・文化批評誌『風だるま』など。
2018年春より、新潟市内の旧二葉中学校を改修してオープンした「ゆいぽーと」(新潟市芸術創造村・国際青少年センター)の統括兼文化芸術活動支援事業ディレクター。総合ディレクターとして取り組んだ「水と土の芸術祭2015」以降、台湾のアートプロジェクトに関わる人たちとの交流が続いている。二葉アーツスクール「めだかの学校」主宰。

菊田 樹子(きくた みきこ)インディペンデント・キュレーター
東京都出身、同地在住。
ボローニャ大学視覚芸術学科で学んだ後、インディペンデント・キュレーターとして活動を始める。これまでに、日本とヨーロッパで90以上の写真・現代アート・漫画の展覧会を企画。2002年より『日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイ』写真プロジェクト、2008年より塩竈フォトフェスティバルのアーティスティックディレクター、2016年よりKanzan gallery(東京)のキュレーターを務める。近年の編集に鷹野隆大の「光の欠落が地面に届くとき 距離が奪われ距離が生まれ(2016年、edition.nord)、宇佐美雅浩の「Manda-la in Cyprus」(2018年)。訳書に『マグナム・コンタクトシート』(青幻舎、2011年)などがある。

ファシリテーター:
豊田 光世(とよだ みつよ)新潟大学朱鷺・自然再生学研究センター准教授 / さどの島銀河芸術祭エリアコーディネーター
吉田 モリト(よしだ もりと)アートディレクター・美術家 / さどの島銀河芸術祭コミュニケーションディレクター